「令和」の出典となった万葉集には、味真野を舞台にした歌が63首収められています。
奈良時代、平城の都から味真野に流された中臣宅守（なかとみのやかもり）と、都で宅守を想う挟
野弟上娘子（さののおとがみのおとめ）との間には、情熱的な恋の歌が交わされました。万葉の里
味真野苑には代表的な15首が歌碑に刻まれています。
また、苑内を散策すれば、四季折々に咲く花とともに万葉ロマンを堪能できます。
毎年5月3日・4日には「あじまの万葉まつり」が開催されます。万葉集に詠まれた当時の衣
装に身を包んだ万葉行列や戦国時代行列、子ども神輿など約600人が街道を練り歩くほか、
万葉大茶会や万葉集朗唱などいろいろな催しが行われ、丸一日お楽しみいただけます。

○「万葉ロマンの道」
万葉の里味真野苑から小丸城跡までの約2.2キロメートルの道沿いに、万葉歌碑が63基設置されており散策いただけます。

○「武衛山（標高321m）」
万葉の里味真野苑から約1時間で頂上まで登ることができ、頂上からの眺望をお楽しみください。
また、室町時代の山城の遺構もご覧いただけます。