インフルエンザワクチンは、毎年インフルエンザウイルスの中でもどのタイプが流行するのかを予測して作られているので、当たるときもあれば外れるときもあります。

また1歳未満の有効率は約3割、1歳以上では5割といわれており、予防接種をしてもかかってしまう人が必ずいますが、予防接種をすればしていない人と比較してかかってしまったときに軽くすむといわれています。
 
インフルエンザワクチンは生後6ヵ月から接種可能であり、12歳までは4週間隔で2回、13歳以上は1回接種となります。12歳までは2回目の接種をしてからだいだい2週間後から効果がでてきて、その効果は5か月程度持続します。

インフルエンザが12月に流行する可能性を考えると、1回目は10月、2回目は11月に接種をするのがお勧めです。
 
今年はインフルエンザが流行するのか、しないのかはわかりませんが、早めにインフルエンザ予防接種をして流行に備えるようにしましょう。

医療法人社団育心会
やまだこどもクリニック　
院長　山田慎一

https://www.yamadakodomo-clinic.com/

※2020年9月18日掲載