ボンジュール♪ジュスィカトー。

さっき調べたばかりのフランス語でご挨拶してみました。一度も外国に行ったことが無いカトーです。

ここ数年は外国への旅行が難しい情勢ですよね。憧れのヨーロッパに行きたいなぁ。パリの空気を感じたいなぁ。と妄想をしていた所…

気づいたら、富津市大堀にある「グラン・フォッセ」さんにいました。

一歩店内に踏み入れると、洗練された家具やインテリア、ハイセンスな調度品、ディスプレイされた煌びやかなアクセサリーなどが目に飛び込んできます。

店主の平野さんは、定年退職する前からこのお店の構想を立て、自ら海外を飛び回り店舗づくりの為のリサーチを続け、2012年10月20日にこのお店をオープン。

実際にヨーロッパへ行って目にした店舗のイメージを再現してもらうべく、自分でタイルやドア、照明なども選定し、大工さんと二人三脚で作りあげたそう。

お店のテーマは「パリのカフェ食堂」で、現地のお母さんがオーブンで作ってくれる家庭料理を味わえるお店としてメニューを取り揃えている。

今回は、一度に3種の料理を楽しめる「グラン・フォッセ　トリオセット」と、お店自慢のコーヒーをいただく事にした。

コーヒーへのこだわりも強く、豆の仕入れは喫茶店文化が有名な名古屋から。

毎月違った味わいの豆を仕入れてお客様に提供しているとの事で、取材時のコーヒーはエチオピアのグジ地区で育ったゲイシャ種の豆。

ゲイシャと言えばコーヒーの中でも高価で味わいの深い品種です。

苦味は少なく、甘さと酸を感じるフルーティな味わいと、鼻に抜ける爽やかな香りが特徴的でした。

ハンバーグ、チキンのトマト煮込み、グラタンが１プレートになった、なんとも豪華な１品です。

サラダとスープも付いており、大満足のプレートでした。

他にもビーフシチューやポットパイなど、現地の家庭料理を再現したメニューを取り揃えている。

ケーキやタルトタタンなど、スイーツも充実しており、食事でもティータイムでも存分に楽しめるはずだ。

まだ行ったことが無い人は、ぜひ訪れてほしい。

店主が「好きなことを全力で突き詰める」事にこだわって作りあげた、異国情緒あふれる「非日常」を体験できるはずだ。

あぁ…とても美味しかった…

ハッッ！！！！！？

余りにお洒落で世界観が統一された店内と、美味しい料理に満足し過ぎて、思わず文章まで浸ってしまっていた！？

本当に店内のどこを見てもこだわりが伝わる洗練された空間でした！

ちなみに、お洒落な響きだなーと思い、店名の「グラン・フォッセ」はどういった意味なのか聞いてみると、フランス語で「大きなお堀」を意味するとの事。ド直球で所在地を翻訳してたのね！？

そんなユーモアとこだわりを併せ持つ平野さんは、定年退職してから10年近くたった今でも、美味しいお店があると聞いたらリサーチの為に一人で食べに行くこともあるそう。

いくつになっても日々勉強を欠かさない、バイタリティ溢れる平野さんに脱帽です！