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本場九州久留米ラーメン店「沖食堂」の味を受け継ぐ店
(左から)三代目沖食堂店主田中正光氏、二代目沖食堂店主小川伸夫氏、三代目沖食堂店長川越優氏
福岡県久留米市篠山町で67年続く本場九州久留米ラーメン店「沖食堂」の味を受け継ぐ店「三代目沖食堂」が千葉県木更津市に4/27(水)オープン!!
とのことで、早速食べに行ってきましたー!
「久留米ラーメン」とは、伝統的な羽釜を使用し、スープを継ぎ足していく「継ぎ足し」と呼ばれる呼び戻しスープを使ったラーメンのことをそう呼ぶそう。
九州ラーメンといえば、君津で食べられるイメージですが、本格久留米ラーメンはなかなか味わったことがない人も多いのでは?
未知の味へ興味津々です。
券売機
のれんを潜った入り口左手に券売機があります。
メニューをみるとかなりシンプル。ラーメン、チャーシュー麺、やきめし、ピースおにぎりからサイズを選んで食券を購入します。
テーブル席
カウンター席
店内はかなり広く、もちろん駐車場も十分な広さがあるため、多くの人が入店できます。テーブル席もあるので、お子様連れにも安心ですね。
そして席につくなり、気付きました。あのいわゆる「とんこつ臭」がしないことに。豚骨ラーメンのはずなのに、臭くないんです。これなら「午後お客さんに会わなきゃいけないサラリーマン」の皆さんも気兼ねなくランチを楽しめるんじゃないでしょうか。
さて、この日はお披露目日ということで、2代目と3代目が一緒にラーメンの説明と調理をしてくださいました。なんて贅沢な!
2代目と3代目が並んで厨房に立つのは激レア!
お二人で手際良くラーメンを作っていきます
ラーメン(800円)
九州豚骨ラーメンと聞くと「こってり」と想像する人も多いかと思いますが、沖食堂さんのラーメンは全くの別物でした。スープはむしろ透き通るぐらい、さらさらとして優しい印象で「ガツンと脂っこい」とは程遠い感じ。絶妙な脂感とコクがあり、あっさりしているけれど醤油強めで味は濃い目の印象です。
お話を伺うと、三代目沖食堂のスープは伝統的な羽釜を使用した「継ぎ足し」スープ。吟味した国産豚骨と隠し味で鶏ガラを使用していて、継ぎ足すほどに豚骨スープの旨味が増していくそう。
さらに、味の決め手となるたれ(醤油かえし)は創業220年の老舗醤油メーカーより取り寄せた特注品。本醸造生揚げの程よい香りを残しつつ、独特の旨みが効いた混合しょうゆを使用しているそうです。
深みある旨味が口の中に広がり、普段スープを飲みきらない人でも「これなら最後の1滴まで飲み干せちゃうかもしれない」、そう思わせてくれるスープです。
麺を持ち上げてみると、白っぽいストレート麺。本場久留米の製麺所が久留米ラーメンの為に開発した専用麺を使用しているそうで、中細ストレート麺が久留米ラーメン特有のコクがあるのにさっぱりとしたスープに良く合います。
さてお次はやきめし。こちらも手際良く中華鍋を振り、仕上げていただきました。
やきめし(650円)
「食堂系久留米ラーメン」はラーメンと炒飯セットが定番。
いただいたやきめしは、たまご・玉ねぎ・にんじん・牛バラ・特製かまぼこを専用のラードで炒めたシンプルながらも優しさの中にしっかりとした味わいがある、何度でも食べたくなる味でした。濃すぎない味付けがとってもよかったです。
近日登場予定の「高菜」
こちらは特別にお出しいただいた「高菜」。
ラーメンに入れてもよし、チャーハンに入れてもよし、優しい味にガツンと刺激をくれます。一つで結構辛かったので、辛いのが苦手な方は少しずつ入れるのがおすすめ。
ピースおにぎり(150円)
券売機でも気になっていた「ピースおにぎり」。
ピースとはグリーンピースのことでした!
こちらのおにぎり、1代目のおばあちゃんが握ってくれていたおにぎりが発祥だそう。レシピも秘伝でこのレシピのおかげでグリーンピースが色鮮やかな緑色をしています。
このおにぎりもかなりおすすめ。グリーンピースがたっぷり入っていて、甘味もしっかり感じられます。朝握ったおにぎりを並べて、「ショーケースに無くなったらその日のおにぎりはおしまい」とのことなので、おにぎりも食べたい人は早めの来店をお勧めします。
OPEN記念イベントとして、4/26(火)~5/5(木)の期間中、三代目沖食堂公式Twitterをフォローした方にトッピング1品を無料サービスを実施とのことなので、ぜひフォローして来店してみては?
本場久留米ラーメンが食べられるお店として、今後大人気になる予感のラーメン店でした。「三代目沖食堂」さまご馳走様でした!
本場九州久留米ラーメン店「沖食堂」は1955年創業の久留米ラーメンの元祖。「食堂系久留米ラーメン」の元祖として人気が高く、口コミサイト食べログNO1の評価3.68。久留米ラーメンは濃厚な豚骨スープが特徴として知られているが、久留米ラーメンの中でもあっさりスープと言われる。
食堂系ラーメンのスープには豚骨だけでなく鶏ガラも使用され、学生時代に沖食堂に通った人々が大人になった今もあの頃を懐かしんで訪れている。また、地元だけでなく他県からのリピーターも多いことが特徴。
久留米市「沖食堂」の外観
久留米市「沖食堂」の店内
豚骨に鶏がらを少し混ぜて作る優しくてコクのあるスープでラーメン好きを長年魅了し、2021年9月に二代目の小川伸夫氏から甥の川口渡氏に受け継がれた。
小川氏が一線を退き川口氏に店を譲ったことを聞いた現三代目沖食堂店主田中正光氏はいても立ってもいられず、小川氏に直接電話をかけ味の伝授を請い、「田中君ならよか」と許可がおり、三代目沖食堂としての味の伝承が実現した。
三代目沖食堂では、沖食堂オリジナルの味を出せるよう、麺やスープの材料は本家と同じ店から調達、野菜は木更津から購入し、本家と同じく朝5時からスープを仕込んでいる。
「やっと教えてもらった、おじちゃんの味を広めていきたい」という店主田中の熱い思いと、本場九州「久留米ラーメン」が木更津だけにとどまらず、日本中、いや世界中に届けることを目標として邁進中である。
久留米市「沖食堂」 羽釜カマド
木更津市「三代目沖食堂」 羽釜カマド
三代目沖食堂
ミズウチ 新潟県出身、木更津市在住。
包まれている食べ物がすき。大福とか肉まんとかカレーパンとか。
キャンプ・低山ハイク・スケボー・自転車など年甲斐もなく、なんでもやりたがり。喋りすぎはしゃぎ過ぎのアラフォーマダム。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
木更津市朝日1-3-28
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木更津市文京3-1-10
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